2011年、5人が死亡した焼き肉チェーン「焼肉酒家えびす」の集団食中毒をめぐり、遺族らが損害賠償を求めた裁判の第1回口頭弁論で、会社側は、和解による解決を希望した。
富山県と福井県の「焼肉酒家えびす」で2011年、生肉のユッケを食べた客5人が食中毒で死亡した事件では、遺族らが「安全な食品を提供する注意義務を怠った」などとして、運営会社や肉の卸売業者に、およそ2億6,000万円の損害賠償を求める訴えを起こしている。
母と妻を亡くした小西政弘さんは「悲しくてさびしいだけの3年間だった。刑事を進めてほしいというのは、はっきりしたい。実際、中身がどうなのか」と語った。
次男を亡くした久保秀智さんは「どうして謝り、謝罪をしっかり心を誠意をもって、伝えられないのかな。食の安全ということを、もう1回、見直してほしい」と語った。
16日、東京地裁で開かれた第1回口頭弁論で、会社側は、被害者に保険金を支払う形での、和解による解決を希望した。
この事件では、警察が業務上過失致死傷の疑いで捜査を続けている。
< FNN >
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